【動画あり】DuPont™ Kapton®フィルムのレーザー彫刻とレーザー切断
本稿では、DuPont™ Kapton®(カプトン)フィルムのレーザー彫刻とレーザー切断について説明します。
本加工に用いたレーザーシステム構成、プロセス設定、および結果について以下に示します。
本稿では、DuPont™ Kapton®(カプトン)フィルムのレーザー彫刻とレーザー切断について説明します。
本加工に用いたレーザーシステム構成、プロセス設定、および結果について以下に示します。
プラスチックはシートやフィルム、丸棒や板材のほか、さまざまな複雑形状に成形可能な有機材料です。工業用途に用いられるエンプラ(エンジニアリング・プラスチックス)は、高強度や高耐熱性をはじめとする特性を発揮します。一般的に、耐熱温度100°C以上のプラスチックを「エンプラ」、同150°C以上のプラスチックは「スーパーエンプラ」と呼ばれています。
MultiWave Hybrid(マルチウェーブハイブリッド)™技術は、2つ以上のレーザー波長を1つのビームに結合することができます。この技術は、光学的または物理的に異なった特性を有する、複合材料やラミネート材料のレーザー切断に有効です。
Multiwave Hybrid™(マルチウェーブハイブリッド)技術により、異なる波長のレーザービームを単一の同軸ビームに結合することができます。個々のレーザービームの波長を組み合わせて使用することで、さまざまな材料加工機能が発揮されます。もしくは個別に使用して、複数の工程に分かれた材料加工のソリューションとして使用することができます。
Kapton®は、DuPont™のポリイミドフィルムの商品名です。ポリイミドフィルムは、通常、芳香族酸二無水物と芳香族ジアミンを重合させることで合成した熱硬化性重合体です。Kaptonフィルムは、優れた耐薬品性、高絶縁耐力、優れた機械的特性を備えています。